WordPressでホームページやブログを運営しているけれど、「なかなか検索上位に表示されない」と悩んでいませんか?

いくら丁寧に記事を書いても、SEOの基本ができていないと、検索結果に埋もれてしまい、アクセスは伸びません。
しかし、初心者でも押さえるべきポイントを理解して実践すれば、検索順位は確実に改善できます。
この記事では、WordPressサイトを検索上位に上げるために初心者が最初に取り組むべきSEO対策をわかりやすく解説します。
「何から始めたらいいかわからない…」という方でも、すぐに実践できるような具体例とともに紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
WordPressで検索上位を狙うには?
WordPressは、世界中で最も使われているCMS(コンテンツ管理システム)であり、SEOに強い構造を持っています。
しかし、ただ作っただけでは検索順位は上がりません。
検索エンジンに評価されるためには、「内部SEO」と「コンテンツSEO」の両面から、正しく対策を行うことが必要です。
検索上位を狙うには、次のような基本方針を理解しておきましょう。
1. Googleが評価する「ユーザー目線」のサイトを作る
SEOで最も重要なのは、「検索してきたユーザーがそのページを読んで満足できるかどうか」です。
Googleは単にデザインが美しいサイトよりも、悩みに対する答えが明確に書かれているサイトを高く評価します。

そのため、ページの構成・文章の書き方・情報の深さすべてにおいて、「誰の、どんな悩みに応えるか?」という視点が欠かせません。専門的な知識があっても、難しい言葉ばかりではユーザーに届きません。専門性と分かりやすさを両立させたコンテンツを意識しましょう。
2. 検索意図に沿ったキーワードを設定する
SEOではキーワード選定が結果を大きく左右します。
狙いたいキーワードが、実際にユーザーに検索されていなければ、いくら記事を書いても読まれることはありません。
まずは Googleサジェストやキーワードツール(ラッコキーワード、キーワードプランナーなど)を使って、よく検索されている言葉を把握しましょう。
次に、そのキーワードをページタイトル(H1)、見出し(H2やH3)、本文中に自然に盛り込むことが大切です。

例えば「神戸 ホームページ制作」というキーワードであれば、単に繰り返すのではなく、ユーザーの質問に答える文脈で活用します。「神戸でホームページ制作を依頼したい方に向けて、失敗しない業者選びのコツを解説します」など。

3. 内部構造を整える(SEOの基本設定)
WordPressでは、適切な内部構造の設計がSEO効果に直結します。
内部構造とは、URL構造、カテゴリ分け、タグの使い方、パンくずリスト、内部リンクなど、ページ同士のつながりやナビゲーションのわかりやすさのことです。
まずは「パーマリンク設定」。
初期設定のままでは ?p=123
のようなURLになってしまいますが、これは検索エンジンにもユーザーにも意味が伝わりません。/service/web-design/
のような、わかりやすい英単語で構成したURLに変更しましょう。
また、カテゴリは記事のジャンル分け、タグは詳細なテーマ付けとして使います。整理されていないと重複コンテンツの原因にもなるので、意味のある分類にしておくことが大切です。
さらに、metaタイトル・ディスクリプションもページごとに最適化しましょう。

SEOプラグイン(All in One SEOやYoast SEOなど)を活用すれば、こうした内部設定も効率的に行えます。
4. 継続的にコンテンツを増やす
SEOの成果を出すには「継続」が欠かせません。
1記事だけ検索上位を狙うのではなく、同じテーマに関連した記事を増やすことでサイト全体の評価が上がりやすくなります。

例えば「ホームページ制作」というテーマなら、「SEOに強い構成の作り方」「おすすめの制作ツール」「集客につながる導線設計」など、複数の記事で網羅していくイメージです。
また、更新頻度の高さも評価対象の一つ。
月に1〜2本でもよいので、定期的に新しい記事を追加し、古い記事はリライトしていきましょう。

コンテンツを充実させることで、Googleから「専門性が高く、有益なサイト」と判断されやすくなり、検索順位が安定・向上していきます。

WordPressテーマ選びがSEOに与える影響とは?
WordPressには数多くのテーマ(テンプレート)があり、デザイン性だけでなく、SEOにも大きな影響を与えます。実は、見た目が良くても「SEO的に不利」なテーマも少なくありません。ここでは、SEOの観点から見るテーマ選びの重要性と、チェックすべきポイントを解説します。
1. コードの最適化と表示速度
テーマが軽量に設計されているかどうかは、SEOに直結します。無駄なJavaScriptやCSSが多いと、ページの読み込み速度が遅くなり、Googleの評価が下がる可能性があります。テーマ紹介ページで「高速表示」「軽量設計」などをうたっているか確認しましょう。
2. モバイル対応(レスポンシブデザイン)
Googleはモバイルファーストインデックスを導入しており、スマホでの見やすさがSEOにおいて重要な評価基準となっています。選ぶテーマがレスポンシブ対応であるか、スマホでのレイアウトが最適かを事前にチェックしてください。
3. HTML構造の正確さ(見出しやマークアップ)
SEOに強いテーマは、HTMLの構造も適切に設計されています。h1〜h3などの見出しタグが正しく使われているか、alt属性が入っているか、構造化データが設定されているかといった点が重要です。デモページを「右クリック→ページのソース表示」で確認することもできます。
4. プラグインとの相性
SEO対策用のプラグイン(All in One SEO、Yoast SEO など)とテーマが干渉しないかも重要です。一部のテーマでは、独自のSEO機能がありプラグインと競合する場合があります。不要な機能はオフにできるか、設定の自由度も確認しましょう。
5. 国内向けなら「日本製テーマ」もおすすめ
日本語での設計・サポートが整っている国産テーマ(例:Cocoon、SWELL、Lightningなど)は、日本のSEO事情やユーザーの操作性に最適化されていることが多く、初心者にもおすすめです。

このサイトもSWELLで作成しています。使いやすいのでおすすめです^^

WordPressテーマは「見た目」だけで選ばず、表示速度・構造・モバイル対応・SEOプラグインとの相性など、内部の設計にも注目しましょう。テーマ選びの段階でSEO対策はすでに始まっていると言えます。選ぶテーマひとつで、検索順位に差がつくこともあるのです。
パーマリンク設定の最適解|検索上位を狙うURL構造
WordPressでサイトを立ち上げたとき、最初に見直しておきたいのが「パーマリンク設定」です。
パーマリンクとは、各ページに割り当てられるURLの構造のこと。
SEOにおいても、クリック率や検索エンジンの評価に大きく影響するため、適切な設定が欠かせません。
1. なぜパーマリンクがSEOに影響するのか?
Googleは、URLからもページの内容を判断します。
たとえば、以下の2つのURLを比較してみてください。
https://example.com/?p=123
https://example.com/seo-permalink-setting
後者のように、キーワードを含んだURLの方が「どんな内容か」が明確であり、検索エンジンにもユーザーにも親切です。

URLは短く、意味が伝わる構造にしておくことが、SEOの基本です。
2. 推奨されるパーマリンク構造とは?
WordPressの管理画面「設定 → パーマリンク設定」では、以下のような形式を選べますが、SEOにおすすめなのは
この設定では、記事タイトルを元にしたシンプルなURLになります。
例:https://example.com/wordpress-seo-tips
シンプルで分かりやすく、検索キーワードを含めやすいのが利点です。
3. パーマリンク設定での注意点
・日本語URLは避ける
日本語が入ったURLは文字化けしやすく、共有時に不便です。英語またはローマ字に変換して使うようにしましょう。
・投稿後のURL変更は慎重に
公開後にURLを変更すると、リンク切れやSEO評価の低下につながることがあります。やむを得ず変更する場合は、リダイレクト設定を必ず行いましょう(※プラグイン「Redirection」などが便利です)。
・カテゴリーや日付を省略する/%category%/%postname%/
や /%year%/%monthnum%/%postname%/
のように、階層が深くなるとURLが長くなりがちです。シンプルな構造の方が、後々の運用でも柔軟性があります。

4. パーマリンクにキーワードを入れる
可能であれば、検索を意識したキーワードをURLに含めるようにしましょう。
たとえば、「神戸の整体院ホームページ制作」の記事であれば、/kobe-seitai-homepage
のようなURLが理想的です。
ただし、キーワードを詰め込みすぎると逆効果なので、1〜2語に絞って自然な形に整えるのがコツです。
パーマリンクの設定は、サイト公開後に変更しづらいため、最初に最適な構造を決めておくことが重要です。SEOに強いURLとは、「短く」「意味が伝わり」「英語で整理された」構造です。WordPressを始めるなら、パーマリンクから見直して、検索に強いサイトづくりを進めていきましょう。

SEOに強くなるカテゴリー・タグの使い方
WordPressの運用において、「カテゴリー」と「タグ」はただの分類機能ではありません。
正しく使えば、SEO効果を高めるための強力な武器になります。
逆に、使い方を誤ると、重複コンテンツやインデックスの混乱を招き、検索順位を落とすリスクもあるため注意が必要です。
1. カテゴリーとタグの違いを理解する
・カテゴリー
サイトの大きな分類を担う要素。記事の「ジャンル」や「テーマ」に該当し、ツリー構造(親子関係)も作れます。たとえば「Web制作」「SEO対策」「ブログ運用」など。
・タグ
記事に付随するキーワード的な情報。カテゴリーよりも柔軟で細かい関連付けができるのが特徴です。たとえば「パーマリンク」「キーワード選定」「モバイル対応」など。
- カテゴリー →「和食」「洋食」「中華」
- タグ →「鶏むね肉」「時短レシピ」「お弁当向け」
2. SEOに効果的なカテゴリーの使い方
・1記事1カテゴリーを原則とする
1つの記事が複数のカテゴリーに属すると、Googleが「どのページが正規の情報源か」を判断しづらくなります。1記事に1つの明確なカテゴリーを設定するのが基本です。
・カテゴリー名にキーワードを含める
「中華」より「中華料理」や「中華レシピ」の方が、検索クエリに一致しやすくなります。
・カテゴリー説明文を入れる
WordPressではカテゴリーに説明文を追加できます。これを入れることで、Googleにも「このカテゴリーが何を扱っているか」が伝わりやすくなります。

3. SEOに効果的なタグの使い方
・タグを乱用しない(3〜5個程度)
1記事に10個以上のタグを設定するのは避けましょう。タグが増えすぎると、重複コンテンツとみなされるリスクが高まります。
・同じ意味のタグを乱立しない
「鶏肉」と「鶏むね肉」など、似たタグを分けて使うのはNG。同じ意味のタグは統一しましょう。
・タグページをインデックスさせるか判断する
基本的にタグページは検索エンジンにとって中途半端な内容になりがちです。SEOプラグイン(All in One SEOなど)を使って、タグアーカイブのnoindex設定を検討するのも一つの方法です。
4. カテゴリー・タグの最適化チェックリスト
□ 記事は1つのカテゴリーにのみ分類されているか
□ カテゴリー名は検索を意識した言葉になっているか
□ タグは適切な数(3〜5個)に絞られているか
□ 類似タグが乱立していないか
□ カテゴリー・タグページに適切な説明文があるか
□ タグページのインデックス設定を見直しているか
WordPressのカテゴリー・タグ機能は、正しく活用すればSEOを底上げする強力な仕組みです。
「検索エンジンに伝わりやすい構造」と「ユーザーが迷わず情報にたどり着ける設計」の両立がポイントです。運用初期の段階でルールを決めて整理しておくことで、後々のサイト管理もスムーズになります。
検索上位に有利な投稿ページと固定ページの使い分け
WordPressでは「投稿ページ」と「固定ページ」という2種類のページを使い分けることができます。
この2つを正しく使い分けることは、SEO効果を高めるうえで非常に重要です。
投稿ページ:情報発信・ブログ向け
投稿ページは定期的に更新する情報や記事コンテンツに向いています。
- お役立ちコラム(肩こり解消法・食生活アドバイスなど)
- お知らせ・キャンペーン情報
- 施術事例やお客様の声
- キーワードを狙ったSEO対策記事
投稿ページはカテゴリーやタグで整理でき、サイト全体の内部リンク構造も強化されるため、SEO評価が高まりやすいのが特徴です。
- 頻繁に更新されるコンテンツはGoogleに好まれる
- 内部リンク(関連記事)を増やせる
- カテゴリ・タグでテーマ別に整理できる
固定ページ:変わらない情報・案内向け
一方、固定ページはサイトの基礎となる情報や普遍的な内容を掲載するのに向いています。
- トップページ
- 施術メニューや料金表
- プロフィール・アクセス案内
- 問い合わせフォーム
- プライバシーポリシー・利用規約
こうした情報は更新頻度が低く、検索キーワードで上位表示を狙うよりも「信頼感」や「使いやすさ」を重視すべきです。
- ユーザーの回遊性を高める導線になる
- サイト全体の「信頼性」に影響する
- コンバージョン(CV)に直結しやすい
投稿と固定ページを正しく使い分けるとSEOに強くなる
SEO対策を考えるなら、「投稿=検索からの流入を増やす」「固定=信頼感と回遊性を高める」と意識して、それぞれの役割を明確に使い分けましょう。
用途 | 投稿ページ | 固定ページ |
---|---|---|
コンテンツの性質 | 更新型、情報発信 | 恒常的な情報 |
代表的な内容 | ブログ記事、施術事例、お知らせ | 料金表、会社概要、アクセス情報 |
SEOでの役割 | 流入キーワード対策、内部リンク強化 | 信頼性向上、導線強化 |
検索エンジンとの相性 | キーワード対策に強い | ナビゲーションとして重要 |
投稿ばかりでも情報が散らかり、固定ばかりでも流入が弱くなってしまいます。両者のバランスを取りながら運用することが、SEOに強いWordPressサイトを作るカギとなります。

最初はイメージを掴みづらいですが、だんだん慣れてきます^^
WordPressで自動生成されるアーカイブページのSEO対策
WordPressでは、カテゴリー・タグ・著者・日付ごとに自動的にアーカイブページが作成されます。
しかし、適切に対策をしないと「重複コンテンツ」や「低品質ページ」としてSEO評価を下げてしまう原因になることもあります。
ここでは、アーカイブページをSEO的に活用する方法と、注意点を解説します。

1. インデックスさせるべきアーカイブを選別する
すべてのアーカイブページをGoogleにインデックスさせるのは逆効果の場合があります。
以下を参考に、必要なもの以外はnoindex設定を行いましょう。
インデックスしても良い例
・カテゴリーアーカイブ
キーワードと関連性が高い分類なら、検索流入が狙えます。
noindexを検討すべき例
・タグアーカイブ
内容が薄くなりやすい。
・日付アーカイブ
更新頻度が低い場合、ユーザーにとって意味のないページになる可能性あり。
・著者アーカイブ(1人運営の場合)
コンテンツがすべて同じ著者になるため、重複リスクが高い。
2. SEOプラグインでインデックス制御する
「All in One SEO」や「Yoast SEO」などのSEOプラグインを使えば、各アーカイブページのメタ情報をカスタマイズできます。
主な設定箇所
- [検索の外観] > タクソノミー
- カテゴリー・タグ・日付・著者ごとに「インデックスするか否か」「タイトル・ディスクリプション設定」などが可能
3. アーカイブページのタイトル・ディスクリプションを最適化
Googleに内容を正しく伝えるために、各アーカイブのtitleタグとmeta descriptionを設定しましょう。
4. アーカイブページの内容を充実させる
一覧だけのページではなく、上部に簡単な説明文(リード文)を入れることで、Googleからの評価が高まりやすくなります。
5. 重要度の低いアーカイブページは「noindex」+「sitemap除外」
不要なアーカイブページは、以下の対応でGoogleからの評価低下を防ぎます。
- SEOプラグインでnoindexを設定
- サイトマップ生成時に対象外設定(XML Sitemapなどで可能)
WordPressのアーカイブページは放置せず、「見せるページ」と「見せないページ」の選別が重要です。
適切に整理し、メタ情報と構造を整えることで、アーカイブページがSEO資産として機能するようになります。
特にカテゴリーアーカイブは、ロングテールキーワード対策にも活用できる重要なページです。
まとめ|WordPress初心者でも検索上位を狙えるSEO対策の基本
WordPressで検索上位を目指すには、難しいテクニックよりも、基本に忠実なSEO対策をしっかり行うことが大切です。
特に大切なのは次のポイントです。
・Googleが重視する「ユーザー目線」のコンテンツ作成
検索意図に応える具体的な記事を書くことが最重要です。
・適切なキーワード選定と使い方
狙うべき検索キーワードを把握し、自然にタイトルや見出しへ組み込みましょう。
・WordPressの内部設定(パーマリンク・カテゴリ・タグなど)を最適化
正しく構造化されたサイトは、検索エンジンからの評価が上がります。
・継続的にコンテンツを増やす運用体制
定期的な更新はSEOの強化とリピーター獲得の鍵です。
・テーマ選びやページ構成の工夫
表示速度・モバイル対応・マークアップの正確さなども順位に影響します。
これらを意識して取り組めば、初心者でも検索上位を狙えるサイトに育てることが可能です。
まずは自分のサイトの状態を見直し、1つずつ改善を積み重ねていきましょう。

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