クーポン・ステップ配信・リッチメニューの活用法まとめ|LINE公式を使いこなして成果につなげる

LINE公式アカウントは、ただ登録者を増やすだけでは意味がありません。
本当に重要なのは、登録してくれたユーザーを**「リピーター化し、ファンに育てること」**です。

そのために活用すべき3つの機能が、

  • クーポン機能(再来店を促す)
  • ステップ配信(自動で関係構築)
  • リッチメニュー(案内・行動導線を視覚化)

この記事では、この3つの機能の使い方と活用例、成果を出すためのポイントをまとめて解説します。


目次

1. クーポン機能|再来店・購入を促す“直接的なきっかけ”に

LINE公式アカウントでは、来店・購入のハードルを下げるためにクーポン機能を簡単に発行できます。

活用の基本

  • 利用期間を設定できる(例:3日間限定、月末まで)
  • 使用回数・人数を制限できる(例:先着10名まで)
  • 店頭で提示・画面タップで利用できる(印刷不要)

具体的なクーポン例

クーポン内容目的・狙い
初回限定500円OFF新規登録者の来店誘導
次回使える10%OFFリピート促進
誕生日クーポンファン化・特別感の演出
雨の日限定割引来店率が落ちる日の集客強化
平日午前限定割引空き時間帯の埋め合わせ

配信のタイミング

  • 登録直後のあいさつメッセージで即配信
  • 来店日から1週間後に「次回使えるクーポン」として自動配信
  • 月初や週末に“期間限定”として配信して集客に使う

重要なのは、クーポンが“登録しただけで終わらないための一歩”になることです。


2. ステップ配信|自動で“関係を育てる”仕組みをつくる

ステップ配信とは、LINE登録後にあらかじめ決めた順番で自動的にメッセージを送れる機能です。
まさに「自動で教育・信頼構築・行動促進」をしてくれる優秀なツールです。

なぜステップ配信が重要なのか?

LINE登録後すぐに来店・購入するとは限りません。
むしろ、多くの人は「様子見」「検討中」なのです。
この段階で適切な情報を届けることで、問い合わせや予約に繋がる確率が大きく上がります。


ステップ配信の例(飲食店の場合)

日数配信内容
登録直後あいさつ+特典クーポン配信(お得感)
1日後店のこだわり・安全性・味への想いを伝える(信頼)
3日後人気メニュー紹介とレビュー(共感)
5日後予約・来店を促すメッセージと空き状況リンク(行動)

ステップ配信の活用例(業種別)

業種配信内容の一例
エステ・サロン登録特典 → カウンセリングの流れ → お客様の声 → 予約リンク
士業(税理士・行政書士など)登録お礼 → 実績紹介 → よくある相談事例 → 無料相談の案内
ジム・フィットネストレーナー紹介 → ビフォーアフター → 料金説明 → 体験予約誘導

ポイント

  • 2〜4通が基本(あまり多いと逆効果)
  • それぞれのメッセージに**1つの目的(教育/信頼/行動)**を持たせる
  • 「読んでよかった」と思える内容にする

一度設定すれば、24時間365日、自動で関係を育ててくれます。


3. リッチメニュー|“迷わせない”導線をつくる

リッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に常に表示される大きなボタン型のメニューのことです。
画像とリンクを組み合わせて、ユーザーに行動してもらいやすい導線をつくれます。

代表的なメニュー項目

ボタン内容誘導先・機能例
予約するフォームやLINEトーク予約へ
メニューを見るホームページやPDF、画像など
スタッフ紹介自己紹介ページやInstagram投稿
よくある質問専用ページまたはトーク返信
お客様の声事例紹介ページや画像一覧
クーポンを使うクーポン画面へリンクまたは開封操作

デザインのコツ

  • 色やアイコンで“何のボタンか”が直感的に分かるようにする
  • テキストは短く(例:「予約はこちら」「今すぐ見る」)
  • 更新頻度は月1回程度(キャンペーン情報を随時反映)

実際にリッチメニューを活用すると…

  • 「どこから予約すればいいか分からない」という声がなくなる
  • ホームページを見ずにLINE内だけで予約まで完了するようになる
  • LINE登録→即予約という流れがスムーズに

「LINE登録して終わり」を防ぐには、**“何をすればいいかが一目で分かる状態”**にしておくことが大切です。


各機能の連携が“成果を出すLINE運用”の鍵

紹介した3つの機能は、単独で使っても効果的ですが、連携することでより大きな成果を生みます。

連携例(エステサロンの場合)

  • 登録後のステップ配信1通目で「特典クーポン」を配布
  • そのクーポンをリッチメニューに常時表示
  • 予約リンクもリッチメニューに追加
  • ステップ配信の最終通で「ご予約はこちらから」とリッチメニューへ誘導

→ このように、LINE内だけで「登録→情報→信頼→行動」まで完結する導線ができ上がります。


まとめ|LINE機能を活かせば“営業せずに売れる仕組み”が作れる

LINE公式アカウントは、単なる連絡手段ではありません。
クーポン・ステップ配信・リッチメニューを正しく活用すれば、見込み客を“自然に顧客化”する仕組みを作ることが可能です。

【機能別まとめ】

機能主な役割
クーポン来店・購入の後押し/登録特典として活用
ステップ配信登録直後の関係構築/自動で教育・行動促進
リッチメニュー行動導線を固定化/迷わず予約・問い合わせにつなげる

これらを組み合わせて、LINE内で完結する“売れる設計”をぜひ構築してみてください。


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