SEOにもユーザーにも効果的!内部リンクを入れるべき理由とは?

ホームページやブログを運営していると、
「記事を書いたけど検索に上がらない…」
「せっかく来てもらっても他のページを見てもらえない…」
そんな悩みを抱えることはありませんか?

その解決策のひとつが、「内部リンクの設計」です。

内部リンクとは、同じサイト内のページ同士をつなぐリンクのこと。
見落とされがちですが、検索順位の向上にも、ユーザーの回遊にも、大きな影響を与える重要な要素です。

この記事では、内部リンクの役割やSEOに与える効果、設置のポイントなどを初心者向けにわかりやすく解説します。


目次

そもそも内部リンクとは?

内部リンクとは、自分のサイト内の別ページへ向けたリンクのことです。

たとえば、

  • トップページから「サービス紹介」ページへのリンク
  • ブログ記事の中から「関連する記事」へのリンク
  • フッターやサイドバーから「お問い合わせ」へのリンク

これらすべてが内部リンクに該当します。


内部リンクを入れる5つのメリット

1. SEO(検索順位)に効果がある

Googleは、ページ同士のリンクをたどって「このページはどれだけ重要か」を判断します。

  • 多くのページからリンクされているページ
  • トップページから近いページ
  • アンカーテキスト(リンク文)にキーワードが含まれている

こうした要素があると、そのページは「価値が高い」と認識され、検索順位が上がりやすくなります。

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2. Googleのクロール効率が良くなる

Googleのクローラー(巡回ロボット)は、リンクをたどってサイト内を回っています。

内部リンクが適切に設定されていると、すべてのページが正しく認識され、インデックスされやすくなるため、SEOの土台として非常に重要です。

逆に、孤立したページ(他からリンクされていないページ)は見つけられにくくなります。


3. 関連ページを見てもらいやすくなる(回遊率UP)

たとえば、この記事を読んでいる方が、

「SEOに関する他の記事も読みたいな」
「お問い合わせ方法はどうなんだろう?」

と思ったときに、次に読むべきリンクがなければ、そのまま離脱してしまう可能性が高くなります。

内部リンクを設置することで、ユーザーがサイト内をスムーズに移動でき、1人あたりのページ閲覧数(PV)や滞在時間が増加します。

これはGoogleの評価にもプラスに働きます


4. 「関連性の強いキーワード」での評価を高められる

内部リンクの際に使うアンカーテキスト(リンクに設定する文章)も重要な要素です。

たとえば、

▶ 集客できるホームページの作り方はこちら

というリンクを「ホームページ 集客」というキーワードで設定しておけば、そのリンク先ページにそのキーワードの関連性があると判断されやすくなります。

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5. サイト構造が明確になり、信頼性が高まる

ページ同士の関係がわかりやすくつながっているサイトは、訪問者にとっても「使いやすいサイト」になります。

特にコーポレートサイトやサービスサイトでは、

  • トップ → サービス詳細 → よくある質問 → 問い合わせ

というような自然な流れ(導線)を内部リンクで設計することで、問い合わせや申込につながりやすくなるのです。

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内部リンクの設置場所・使い方

では、実際にどこに内部リンクを入れるべきかを見ていきましょう。

1. 記事本文の中に自然に設置する

最も効果的なのが、文章中で自然な流れの中にリンクを入れる方法です。

例:

SEO対策の基本については、こちらの記事で詳しく解説しています。

無理に「関連記事はこちら」と並べるより、文章の流れで読者の関心に合わせたリンクを挿入する方が、クリックされやすくなります。


2. 記事の末尾(関連記事や次に読むべき記事)

記事の最後に、関連する記事をいくつか紹介する方法も有効です。

▼ 関連記事  
・SEOとは?初心者向けに基礎から解説
・検索順位が落ちたときに見直すポイント
・ブログで集客するためのライティングのコツ

「読んだ後にどうしてほしいか」を意識して配置しましょう。


3. サイドバー・フッター

共通エリアに人気記事やサービス案内を配置してリンクを張るのも効果的です。

たとえば、

  • 「サービス一覧」へのリンク
  • 「無料相談受付中」への誘導ボタン
  • 人気のブログ記事ランキング

これらは回遊性の向上に役立ちます。


よくある質問(Q&A)

Q. 内部リンクは何本くらい入れればいい?
→ 明確な正解はありませんが、1ページにつき2〜5本程度が目安です。読者の興味をつなぐために、自然な範囲で設置するのが理想です。

Q. 自動で出る「関連記事ウィジェット」でも効果ある?
→ 効果はありますが、記事本文中にあるリンクの方がクリックされやすく、SEO効果も高いです。併用がおすすめです。

Q. 古い記事にもリンクを追加した方がいい?
→ はい。過去の記事に新しい記事へのリンクを追加する「リライト」もSEOに効果的です。


まとめ|内部リンクは“無料でできるSEO強化”のひとつ

内部リンクは、

  • SEO効果(検索順位アップ)
  • 回遊率・滞在時間の増加
  • ユーザー体験の向上
  • 問い合わせや申込みの導線設計

といった集客と成果の両方に直結する非常に重要な施策です。

難しいテクニックや高額なツールは不要。
今ある記事やページの中で「どこにどうつなげるか?」を見直すだけで、大きな改善効果が期待できます。

まずは新しい記事を書く際に、「このページに来た人が、次に知りたいことは何か?」を考えながら、1〜2本の内部リンクを加えるところから始めてみましょう。

それが、積み重ねたときにSEOにも集客にも効く“強いサイト”を作る第一歩になります。

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